同済大学日本語学科は1993年に設立され、その前身は1985年に設置された外国語学院日本語教研室に遡る。30年以上にわたる発展を経て、現在では学士・修士・博士の三段階から成る体系的な人材育成システムを確立している。
2000年には「日本語言語文学」専攻の修士学位授与権を取得し、2006年には「外国語言語学及び応用言語学」二級学科の博士学位授与権、2011年には「外国語言文学」一級学科の博士学位授与権を取得した。さらに2015年には日本大学との間で「ダブルディグリー(双学士)」国際共同育成プログラムを開始し、2021年には国家級一流学部専攻建設拠点に選定された。長年にわたり『中国大学及び学科専攻評価報告』において五星級専攻と評価され、2025年軟科大学専攻ランキングではA評価を獲得している。
現在、専任教員は10名であり、内訳は教授2名、准教授5名、講師2名、助教1名である。全教員が日本への留学・研修または勤務経験を有し、博士号取得率は100%に達している。出身大学は南京大学、上海外国語大学、東京大学、北海道大学、九州大学、岡山大学、法政大学など、国内外の著名大学に及ぶ。多くの教員が国家社会科学基金や教育部人文社会科学基金などの省部級以上の研究プロジェクトを主導し、「上海市浦江人材」「上海市五一労働賞章」「上海市優秀教育者」などの栄誉を受けている。また、日本人専任教員を常時4名招聘しており、いずれも修士以上の学位を有する。
本専攻は国家戦略および経済社会の発展ニーズに立脚し、「徳を立て人を育てる」という教育理念を基盤としている。豊かな愛国心と広い国際的視野を備え、堅実な言語能力と高度な専門技能を有し、人文・科学両面の素養を兼ね備えた人材の育成を目指すとともに、異文化コミュニケーション能力、批判的思考力、創造力を備え、学際的知識およびデジタルスキルを修得し、対日業務に精通する高度専門人材の輩出に努めている。
卒業生の就職先は、政府機関、教育、金融、貿易、製造業、IT・インターネットなど多岐にわたる。主な就職先としては、外交部、中国海関、上海出入境管理局、上海浦東発展銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、資生堂(中国)投資有限公司、アーンスト・アンド・ヤング(中国)企業コンサルティング有限公司、デロイト華永会計師事務所、オムロン(上海)有限公司、伊藤忠商事(上海)有限公司、華為技術有限公司、テンセント、抖音(TikTok)、今日頭条、ビリビリ(上海)科技有限公司などが挙げられる。
なお、卒業生の進学率は約60%に達している。主な進学先には、北京大学、復旦大学、上海交通大学、浙江大学、同済大学、中国人民大学、武漢大学、香港大学、マカオ大学、北京外国語大学、上海外国語大学、中国政法大学などの国内有数の大学のほか、東京大学、京都大学、大阪大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学、九州大学、早稲田大学、慶應義塾大学、一橋大学、ペンシルベニア大学、オックスフォード大学、フランクフルト大学、シンガポール国立大学などの海外名門大学が含まれる。
また、日本語学科では多様な国際交流プログラムを提供している。2000年以降、毎年約10名の学生を大阪府池田市へ派遣し、ホームステイプログラムに参加させている。在学中、学生は大阪大学、名古屋大学、東北大学、九州大学、横浜国立大学、金沢大学、信州大学、熊本大学、長崎大学、日本大学、大阪教育大学、京都外国語大学、龍谷大学、目白大学、桜美林大学、福岡女子大学などにおいて交換留学または短期研修に参加する機会を有する。
さらに、成績優秀者は同済大学と日本大学による「2+2」ダブルディグリープログラムに参加することができ、修了時には文学学士および国際関係学学士の学位を同時に取得できる。このほか、中日大学生交流会や夏季日本研修などの活動も随時実施している。